陸前高田市議会 2019-12-05 12月05日-04号
国、県に対して、ダム偏重の河川行政を改め、市民の命と財産を守るために、治水行政の転換を求めるべきと考えます。具体的には、洪水により越水しても堤防が決壊しづらい越水堤防工法や河川近くの住宅地の浸水警戒区域指定や河川敷内の掘削、樹木伐採など、新たな取り組みが経費をかけなくても取り組めるようなことが求められると思います。市の考えはどうでしょうか。
国、県に対して、ダム偏重の河川行政を改め、市民の命と財産を守るために、治水行政の転換を求めるべきと考えます。具体的には、洪水により越水しても堤防が決壊しづらい越水堤防工法や河川近くの住宅地の浸水警戒区域指定や河川敷内の掘削、樹木伐採など、新たな取り組みが経費をかけなくても取り組めるようなことが求められると思います。市の考えはどうでしょうか。
それでは次に、河川行政について伺います。 乙女川沿いに親水公園と呼ばれる場所が何カ所かありますが、いつ見ても余り活用されておらず、場所によっては、むしろ置き石にごみがひっかかるなどして景観を損ねているようにも見えます。 そこで、以下について伺います。 1つ目として、親水公園の設置の経過と必要性について伺います。 2つ目として、目的、趣旨に沿った利用の状況についてはどうなっているのか伺います。
去る、9月15日の治水大会において国交省の河川局長は、河川行政も年々3%の予算カットの中で対応せざるを得ない、一つのことだけをやっていればよいというものではない、限られた予算の中で、知恵を出し工夫していかなければならない旨の発言をなさり、まさに傾聴に値する発言だなと聞いておりました。
初めに、河川行政の充実と促進についてお伺いします。世界の水問題について、ある専門家は20世紀は領土紛争の時代でもあったが、21世紀は水紛争の時代であると言って、年々深刻化している水資源の大切さを訴えております。また、ある専門の機関は、近い将来の世界的規模の水不足の危機を訴え、警告していることは既にご存じのことと思います。
今回は国土行政に関しては、「国土開発省」と「国土保全省」に分割して国土整備の根幹をなす河川行政を道路、都市、住宅等の行政から切り離す案となっております。したがいまして、河川と道路の整備は地域の安全性、利便性を高めるための根幹でありますとともに、地域づくりの中で第一に考えなければならない要素であります。
これまでの国の河川行政は治水対策に重点が置かれ、最大限、効率的な河川改修が行われてまいりました。洪水を防ぎ、大量の水をいち早く流すための最も効率的な河川改修は、コンクリートで水路のような直線的な川をつくることでありました。そうしたコンクリートで固められた、効率的な河川改修は自然とは相入れず、人々をも川から遠ざける結果となりました。